化学実験がやってみたい学生さん達に、先ずは簡単な基本作業を経験してもらいまして。
上級生若干名にも来てもらい、私の補佐をしてもらいました。
最近は高校の授業での実験が極端に減ってきてるんで、とりあえずは、器具の使い方に慣れてもらわないと。
とはいえ、操作は単調な作業の繰り返しなので、そればっかりじゃつまんないだろうなとは思ってました。
で、その日に予定していた操作は終わり、後片づけも目処がついたところで、学生さんに訊いてみました:
「アルカリ金属、切ってみたい?」
そりゃ一度は切ってみたいよな、冷凍バターみたいに金属が切れるんだもん。
勿論、安全をしっかり確保して、間違っても危ないことをしないように私が監視の上で、上級生も含めて、一人一回ずつ切ってもらいました。
みんな「おおー!!」って感じで、切ってすぐの金属光沢が見る見るウチに空気酸化による被膜に覆われる様子を観察してました。
アルカリ金属の性質なんて物質の性質の基本中の基本、高校でも大学でも教科書にバッチリ書いてあるはず、でも覚えているかは定かではない、というか、かなりの人が忘れてたりしてガッカリすることがあります。
でも、実際その通りの性質を目の当たりにしたら、ちっとは知識が身に付いてくれたかな、と、淡い期待を持ちました。
ま、あくまでも、こちらの一方的な淡い期待、と言うコトですがね(爆