その昔、福祉と言う概念すらなく、当然わが国の国策としての福祉がないも同然だった時代、身寄りをなくしたたくさんの子供たちを引き取って育てたと言う、大変奇特な方がおられます。
その方の伝記映画が豪華キャストで作られ、上映会がありました。
私はすっかり忘れて行き損なってしまいましたが。(だめぢゃん
それで、見に行った人の話を聞いてみました。
確かに、これは娯楽超大作と言うものではなくて、真実を伝えることに意味があるわけでして、普通の映画と同列に語るべきものではないのですが・・・
「とにかく子供がどっさり出てきて、その子供がいきなり大きくなったりして、登場人物がつかめない」・・・まあ、話が話だけに、その危険性は多分に予想できますが、固有名詞を覚えるキャパが小さい私は確実に混乱します。
「話の展開がとにかく早くて、話に置いてかれそうになった。前妻が亡くなったと思ったらいきなり再婚してたり」・・・うーむ、確かに事態が事態だけに、奥さん居ないととてもじゃないけどやっていけないのは分かりますが・・・前置きもなくいきなり再婚はどうかと思いますが。
この映画、演出に相当の困難があるような気がしますけど。
その意義と目的は分かりますが、手段として適切だったかどうか、疑問の残るところです。
まあ、見てない私がこんなこと思うのも変な話ですがね。
いずれにせよ、感動作であることは間違いありませんので。
それは1999年のある日のことでした。
世の中は来るべき2000年に向けて、「ミレニアム」ブームの真っ只中でした。
そんな時ある後輩が、ちょっと嬉しそうにこう告げました。
「今日の実験、ミレニアムなんですよー♪」
・・・ごめん、意図するところが全く見えないんだけど。
よーく聞いてみると、その日の実験が記念すべき研究室配属以来200回目の実験になるとか。
そりゃミレニアムとは全く無関係で、単に切りのいい数字ってだけだったわけですな。
あのー、ミレニアムの意味、皆さんご存知ですか?
キリスト教の考え方で、西暦1000年毎の節目だと思っていただければ、一番理解しやすいかと。
つまり圧倒的多数を異教徒で占める日本人にとっては、ほぼどーでもいい事だったわけでして・・・それなのに商戦にしちまった上に、しかもまんまと乗っかる日本人って、どうしたもんだか・・・
ちなみに、profileに書いている「ミレニアム」というドラマは、X-ファイルでお馴染みのクリス・カーターがお届けする、本物のミレニアムがらみのサイコサスペンスでして、X-ファイルとサイコメトラー映児を混ぜて宗教色を増量したような感じでして、主役のランスおじさん(役名:フランク・ブラック)の娘役(役名:ジョーダン・ブラック)が、「いくらなんでもこのお父さんにこの娘は可愛過ぎるぞ!現実では有り得ねえ」と言う配役でした。
あーもう、結局ぜんぜん繋がってないや・・・