暫く前、知人から勧められて、
これのDVDを貸してもらったんですがね。
いやあ、非常に面白い作品でした。
よく練られてまして、よくまあ、こんな話思い付いて、脚本仕上げて、映画にしちゃったよなあ、と。
ただし、笑いは皆無、最初っから最後までとにかく重たいです。
そして、ジャケット裏のあらすじ(アマゾンの内容説明にはそこまで書いてませんが)を読むと、明らかに、通常の概念では繋がらない単語二つが関連付けられているので、この二つの単語の意味が分かる人はかなりギョッとするはずです。
そんでもって、そのあらすじどおりの出来事が、演出もやたらリアルに、しょっぱなからどんどん展開して行くわけですよ。
もうですね、今時のテレビものなんかだと、手加減して曖昧に表現するようなことも、これでもかって位に、最後の最後まで映像で見せつけるわけですよ。
そこんところの一番凄惨なところだけは、他人の苦痛を見せられるのが極端に苦手な私には、ちょっとキツイものがありましたが。
ともあれ、間違いなく名作ですな。
もし皆様がこの作品を御覧になるときは、心身共に体調が万全なとき、気合いを入れてからをお勧めします(笑
どーでもいいですが、若き日の某大御所役者さんが、決闘場面で切り合う時に、2回ほど、若干へっぴり腰で遠くから刀を合わせに行ってるように見えたのは気のせいですか?(苦笑