暫く前、ひょんなことで、「再利用可能なカイロ」という「エコ」(?)な代物を手に入れる機会がありましてね。
何で再利用可能であったまるんだろうと、最初は半信半疑だったのですが。
手元にとって、その原理に見当が付きました。
どうやら、結晶化熱を利用しているらしいのですわ。
過飽和溶液へ機械的刺激を与えることで、結晶化が起こって発熱する、てな仕組みみたいです。
で、固まったらもう一度溶液に戻せば、再利用可能、というわけです。
バケガク屋で結晶性の化合物を扱ったことのある方はたいていご経験がおありだと思いますが、過飽和状態からの結晶化は結構な熱が出ることがありますよねえ、アレです。
一般的な使い捨てカイロは、鉄の酸化熱を利用しているので化学反応に基づいているのですが、こいつのバヤイは物理変化を利用してるわけですな。
てなことを、大喜びして仲間ウチで盛り上がっていたら、一緒にいた文系の人に「なんのこっちゃ、分かるように説明してくれ」いわれました・・・一般人から見ると、こんなネタで喜ぶなんぞ、マニアックで変な集団でしかないわけですな orz