ウチの学部では、学生向けの資料配布用に、学内サーバーを設置しております。
学生は学内LANに接続して、教員が担当科目ごとに講義資料や自主勉強用の課題などをアップロードしたものを、各自でダウンロードできるようになっています。
そんでもって、ウチの学生は全員自分持ちのパソコンを持ってまして、おまけにほとんどが自分持ちのプリンタまで買ってます。
ある日のこと。
ウチの講座の卒研生が私のところにやって来ていいました。
「先生、すみませんがサーバーの講義資料を印刷してもらえませんか」
あれ?
去年までそんな奴いなかったし。
「なんで自力で落として(=ダウンロードして)自前で印刷しないの?」
「実は今、自分のパソコン壊れてるんですぅ」
ああそうですか orz
壊れてるっていわれたらもう何もいえません。
ここからはプライバシー保護のため、会話の一部を類似表現に変更してお伝えします。
「まじか、しゃあないなあ、で自分、どの科目のどのファイルがいるの?」
「えっとお、●●先生の△△IVだったかなあ、そんなフォルダありますか?」
「・・・△△って科目には、IとIIしかないけど」
いきなりボケとツッコミか?つーかもちっと確実な情報が欲しいなあ(苦笑
「え、あ、じゃあ、たぶんIIです、はい」
「△△IIね、●●先生、で、フォルダの中に6個入ってるけどどのファイル?」
「うーん、どれ持ってないんだっけ、これ(指差して)開いてみてもらえます?」
ぽちぽち。「これか?」
「ちょっとスクロールしてみて下さい・・・あ、すみませんコレじゃないです、持ってました」
「ほほう、じゃ、どれかな」
「こんどはこっち、開いてみて下さい」
「これね」ぽちぽち。
「スクロールお願いします・・・あ、コレです、すみません印刷して下さい」
「じゃあ、印刷のレイアウトは」
「え」
「一面に何ページ分印刷して、片面なのか両面なのか、両面の時には綴じ代をドコに設定するのか」
「うーんと、一面2ページ、片面印刷で」
ぽちぽち設定。てか57ページって、●●先生気合い入ってんなー(苦笑
「あ、2部お願いできますか」
結局2部かよ、友達の分まで私に印刷させるか、若いっていいねえ(苦笑
「ほい、印刷、と、これでいいか」
「あ、すみませんもう一つ印刷お願いできますか」
まだあるんかい。
「へい、今度は何のファイルでごじゃりまするか」
「実はoptical_activity先生のなんですけど」
私本人に私の講義資料を印刷させるとは、なかなか面白い遊びですこと(爆