昔々、私が児童と呼ばれていた頃(笑
当時の私は、とある習い事をしていました。
習い事ッつーと、お決まりは、年に一度ぐらいの発表会ってやつですよ。
私の師匠は小さな個人教室を営んでおりましたので、一人師匠の発表会で○○ホールを貸し切るわけではなく、師匠仲間と合同で発表会を行っておりました。
当時はというか当時からというか、わたすは愛想のない子供で、毎回、淡々と発表した挙げ句、自分の仕事が終わったら舞台からさっさと引っ込むキャラでした(苦笑
そんな私に、ある年、師匠への花束贈呈の担当が回ってきましてね。
ちなみに念のため申し添えますが、この花束贈呈役は、低年齢の子供からの持ち回りなので、私の習い事の腕もビジュアルも全く無関係です(爆
師匠一同が舞台に並び立ち、それぞれの弟子が花束を持って現れ、師匠に渡す、という段取りです。
で、こういう花束を渡す時には、通常、師匠との握手とか、師匠と一緒での客席への挨拶とか、大人の事情による暗黙のお約束ってのがあるもんです。
しかしながら、幼い子供には、そんなんあらかじめ言っておかないと分かりません。
特に私みたいな、さっさと仕事を終わらせたがる子供にはね(苦笑
で、私がどうしたかと言うと、皆様ご想像の通りです。
てくてくすたすた、と舞台を歩いて自分の師匠の前へ行き、「はい」と花束渡して、そのまんま、きびすを返して舞台からすたすた下がりました(爆爆
子供は大人の思惑どおりには動かないものですな(笑