我が耳を疑い目を覆うような、数多くのひどい事件が報道されている昨今です。
私はひねくれ者なので、凶悪犯罪の報道件数が多いのは、単に凶悪犯罪の発生件数そのものが増えていると言うよりも、情報伝達や交通手段が発達したお陰で報道が容易になっただけちゃうん、と踏んでいるのですが。
とはいえ巻き込まれてしまった当のご本人にとっては、そんなことお構いなしで辛い現実であることは変わりがないわけなんで、悲惨な話に接するとこちらも悲しく思います。
ところで、事件の発覚というか通報というか、そのきっかけとして、「悲鳴が聞こえた」「泣き声が聞こえた」というのが多い気がします。
一方で、「防犯ブザーが鳴っていた」という理由で通報、という話は、耳にする頻度が少ないというか。
やはり、助けを願うヒトの声には「何かよくないことが起こって助けが必要なヒトがいる」てことまでの情報が含まれれいるのに対し、防犯ブザーの音は「何かよくないことが起こった」までの情報しか明確ではない、という差なんでしょうかね。
ただ、ニンゲンとっさの時に、自分のキャパ以上の驚愕や恐怖に晒されると、普段から訓練してない限りは、悲鳴上げようにも頭真っ白になって声が出ないどころか泣くことさえできなかったりするもんなんですわ。
で思ったんですよ、防犯ブザーの音が、悲鳴だったらいいのでは、と。
でで、ふとググって見たら、同じ考えのヒトはいるもんですな、売ってあるじゃん悲鳴が出る防犯ブザーが。
でもですね、普通の防犯ブザーに比べて普及してないのはなんでだろう、こっちの方がいいと思ったけどなあ、うーん。