我々、大学教員は、教職課程を修めたニンゲンの方が少数です。
教えるプロとしての訓練を受けない状態で、学生を教えています。
それは、教えるプロとして既知の物事を教えるのではなく、未知の物事を含めた学問を教えるためには、単なる教育者ではなく研究者でもある必要があるから、という建前になってます。
でですね、そんな大学教員が自らの担当する科目の単位を認定するのは、教育者としての良心と研究者としての自尊心に従って、じゃないかと思うんですね。
少なくとも私はそうです。
学生によりよい変化をもたらす気が更々なければ、えー加減な基準でテケトーに単位決めたり、むしろ丸投げスルーパスしたり、すりゃあいいわけです。
研究者としてのプライドがなければ、自分の専門科目について、背中で語るにしろ面と向かって伝える努力をするにしろ、学生になにも伝わらないわけです。
学生への責任を真面目に果たそうとするのなら、どの段階でどこまでを伝えてどれだけの理解を要求してどのように評価するか、自分なりの何らかの基準に従って、色々考えて考えて考えて、単位を認定してるはずです。
まあ、それぞれの先生の基準が本当に正しいかどうかは別にして、信念に基づいて判定を下しているのであれば、そのヒトなりに色々一所懸命考えての結果であることは間違いないです。
とりわけ複数年度にわたって担当した科目なら、本人の基準も試行錯誤されて手応えのあるものになってるはずですわ。
それをですよ。
本人がいっぱいいっぱい試行錯誤して基準考えて下した結論に対して、もしもですよ、いろんな大人の事情で、長の付く偉いヒトから、単位復活丸投げしろとか、必須科目だけど判定には使わないとか、とんでもない命令があったとしたら、どうですか。
ぷっつーん。
あなた様にはどうせ抵抗しても無駄ですんでね、はい、了解いたしました(作り笑い
それでは排泄物をお召し上がり下さいますよう陰ながら慎んでお祈り申し上げます 凸(▼▼#