ウチの大学の敷地内には野良ニャンコが住み着いています。
そして、春は仔猫が生まれる季節です。
ある日のことでした。
いつものように職場に出勤して、いつものように駐車場から研究室のある建物まで歩いておりました。
いつものように、学内通路脇の側溝の近くを歩いていると、何かが目の端に飛び込んできましてね。
最初、そのものが何か分からないまま、ただし、無視だけはできないでいました。
そのものが何か分かった瞬間、もうね、あまりの事態に、一瞬どうしていいか分からなくなったんですわ。
干上がった側溝の中に、ずぶぬれの仔猫が、目をつぶったまま、みゅーみゅー鳴いてました・・・ orz
しかも側溝も二段になってるところを二段落ちして草に引っかかってるし orz orz
っうきゃーーーー!(ムンク状態
カラスがさらって置いていったのか、親が引っ越しの途中で置き忘れたのか。
ちょまて親どこ!親どこよ!?
てかなんで??仔猫がこんな目に遭うなんてひどすぎるよ!!
ともあれ、気付いてしまったからには、助けないわけにはいきません。
でも具体的に私が今どうしましょうか。
だって、目も開いてない仔猫を、昼間ッツーか朝から夜まで仕事で家空けてるニンゲンが、本当はペット禁止なんだけどこっそりはむ飼ってる、賃貸物件に、連れ帰ったってねえ、ことごとく全部ダメダメな組み合わせじゃないですか orz orz orz
しかし、なにかしないと、このまま仔猫はこの溝の中からダイレクトに虹の橋を渡ってしまいます(号泣
もうほぼ博打、一か八か、オカアサンに預けてみよう、と。
要は、母親経験暦の長い、野良の所に連れていったんですね。
お宅のお仔さんかと思って迷仔をお連れしたんですけど、もしもよそのお仔さんだったとしてもよろしければ養仔に貰って頂けませんでしょうか、と。
仔どもにニンゲンの二オイがつくと嫌がる親もいるので、そのせいでアウトだったらやばいなーとは心配したのですが、手で捕まえて連れてく以外にないでしょう。
目の前に仔猫を差し出すと、オカアサンは、一瞬怪訝な顔をしましたが、しばらくすると仔猫を嘗めだしました。
とりあえず、いきなし追っ払ったりせずに、最低限は受け入れてくれそうです。
私が出来るのはここまで。
どうか生き延びて下さい。
てか、ああもう、出勤早々凄惨な現場に出くわしてめっちゃブルーな日でしたわ(号泣
野良の連鎖は悲しいです。
犬猫を捨てないで下さい。
そして安易に餌だけ与えたりしないで下さい。
いやホントマジで。