ある日のことでした。
ある先生から、ある書類の文章ののチェックを頼まれましてね。
その先生はいつも、書きたいことの内容は結構なのですが、日本人が日本語で文章を書いてるはずなのにネイティブチェックが必要なくらいの勢いで日本語作文が不自由です。
そのくせ、学生相手には、レポートの文章意味不明、などと、自分のことを月軌道くらいの勢いで棚に上げてよくそんな指導ができますね、しかも自信満々に、みたいな。
なので、私ゃ内容はともかく文章の表現に重点を絞って確認してみたんですね。
いや、全く以て注意すべきことじゃないのに「注意点」って意味不明、とか、別の内容を無理くり一つの文章に繋げちゃってるから一番強調すべきことがぼやけちゃってる、とか、二通りの真逆の意味に取れる曖昧な表現使ってるから結局どっちかよ、とか、あーあ、みたいな。
で、より誤解のない、より素直に文章が読める形に、添削して、渡したんですよ。
最終的にその文章の示す情報を誰が必要か、ということを考えると、今回はとにかく誤読の少ない表現にする必要があるので。
そしたら、明らかに不機嫌そうな態度を取られましてね。
「これ、もうそちらのボスにOK貰って提出済みなんですけどねえ、そんなに修正がしたいならoptical_activity先生から再提出して下さいよ」
いやまじこいつあほちゃう?
超忙しいボスが厳密なてにをはチェックまでしてるわけないやん。
あなたが言いたいであろう内容を行間読んで、間違ってなかったからOK出しただけでしょ。
てゆーか、提出したなんて聞いてないし、つーかあなたからのチェック期限も聞いてないし、てかうちのボスのOK貰えば全てヨシと思ってるんなら最初から私に頼むなっての。
つか、せめて自分の仕事は最後まで自分でケツ拭けよ。
さすがにこちらもカチンときたので、今回ばかりは少々言い返しました。
「いやだってですよ、こことかこことかこことか、明らかに、相手に伝わりにくいでしょ」
「ですから、先生が修正して再提出して下さい」
・・・もういいや、そうやって自分の日本語作文の訓練の機会を自ら放棄するなら、もうあなたのことは知りません、今後とも自分の恥を振りまいていることに気付かないまま幸せにお過ごし下さい。
ただ今回は、このままだと連名になっているボスまで恥晒しですので、お望みどおり、修正ファイル作って私から再提出してやりましたよ、ええ。
どうせなら、自分で再提出した方が恥が少ないのにね、これまた残念。
ちなみに再提出する前に、ボスに「提出済みの文章をこう書き換えて再提出したいんですけど、いいですか?」と問題箇所を比較しながら確認取ったら、「あ、確かにこれはそうだねえ」という反応でした・・・やっぱり内容は確認したけど表現のわかりやすさまでは確認してなかったですね(苦笑