ここは一応、都道府県でいえば、南国のイメージの強い土地、なんですけど。
朝、何も考えずに玄関を開けると、ご近所の畑が、パティシエ見習いの新人が粉砂糖を振ったようになってまして。
で、元々強風が吹きやすい土地柄なんですけど、すさまじいばかりの横殴りの粉雪。
前を見て歩けません。
そんな日のお約束で、車のフロントガラスは凍ってるし。
そんなこんなで出勤すると、大学構内は、オーナーパティシエが粉砂糖を振ったようになってました・・・
ま、そんなに積もりはしないので、日が高くなると全部溶けちゃうんですけどね。
いや、冬は油断しちゃいけませんね、はい。
ま、こんな日に、こんなアホな話も何なのですが・・・
天下の公方様が、貧乏旗本の三男坊を名乗って江戸の町で大活躍なお話なんですが。
その某特番で、自分の親戚筋とのご婚儀が決まっているお公家さんのお姫様をひょんなことで助けちゃって、お互い気が合うんですけど、でもお互い諦めざるを得ない運命という、悲恋物語がありまして(某、になってないし)。
ま、私の視線は、悲しい運命にウルウルしたりせずに、違うところに向けられてますけど。
で、貧乏旗本を名乗っているのに、世間知らずで自分の欲しいものを素直に伝えるお姫様に、惚れた弱みも手伝って、ポンポンと色々と買ってやるんですわ。
数文の小さなダルマぐらいはいいんですけど、一朱のかんざしはアンタね、結構なお値段だと思いますけど・・・当時の庶民の生活水準を考えると、気安く買うにはかなりビミョーな値段ぢゃあーりませんか。
公方様だから仕方ないとは思うけど、お公家さんのお姫様のことを、世間知らずだなんて言える立場ぢゃございませんぜ。
いやむしろ、脚本・演出の人が、どういうつもりでこの「一朱のかんざし」を設定したのか、すげー気になるところですわ。