出勤するといつも、まずは電脳を立ち上げて、電子お手紙の確認を行うわけです。
で、受信するものの8割は迷惑お手紙だったりします。
でで、週末挟んだりしたり連休だったりすると、迷惑お手紙が余裕で3桁来てることも(苦笑
まあ、学習型のふるい分け機能を使ってますんで、大抵のは実際は目にせずに捨てているんですが、中にはふるいをすり抜けたのも若干あって手動で捨てたりすることもあります。
そんな調子で、すり抜けた何通かをチマチマと捨てていくと、身に覚えはないけれど迷惑なのとはどこか違う、ある一通があるのに気付きまして。
差出人は、外国の某大学のボスのようでした。
いや、100%知らない人です。
で、お手紙の内容はというと、うーんとえーっと(英文翻訳中)・・・
「あのさあ、こないだそちらさんが学術雑誌の××に投稿してた論文なんっすけどね、pdfファイルか"単語"ファイルかで送ってくれへんか?」(超訳
ああ、あの論文ねー、投稿してから随分待たされたアレねー、いやあ受理まで持っていくのに何が大変ってとにかく待つのが大変でしたよ、というのは置いといて。
・・・ファイルくれってあーた、あの雑誌は冊子がなくてもネットで有料でファイル落とせたと思うんですが。
しかも相手は、現在発展中のお国の人ならまだしも、長靴のお国からですよ、おまけに相手の所属大学ってのはかなりの伝統校っぽいですよ、本物だったらファイルくれって頼むような環境にいるとは思えないのですが・・・でももしかしたら本当かも知れず・・・
判断に迷って、ボスに相談してみることに。
現在発展途中のお国からならそういうお願い事を時々受けたことがあるらしいボスも一瞬、なんじゃそりゃと固まってましたが、「ファイル送っちゃろうじゃないの」ということに決定。
長靴の国のかなりの伝統大学のヒトが、なんでやねんとも思ったのですが、伝統ありすぎてネットのインフラがダメダメなのかも、とのボスの意見です。
丁度ファイルが手元にあったので、
「ウチの仕事に興味持っていただけたってマジですか。
お役に立ちましたら幸いです。」(超訳
と、すぐに添付文書で送りました。
で、相手からは、感謝の返事が来ました。
まあ、何だかよく分かりませんが、なんつーか、珍しい経験をさせて頂いたってコトなんでしょうかねえ(笑
てゆーか、論文って色んなヒトが読んでるんだなあと、普段は自分は読む側としか意識してないところだったので、読まれる側ってのを改めて実感しました。