紛争地域では、特に異常気象が重なったりすると、通常の農作物ではなく麻薬植物の栽培が行われたりしがちです。
つい先日にわが国の出身者が犠牲になった、あの地域でも、内戦と干ばつで小麦が育たず、ケシ栽培が盛んだったりします。
農家の方々は他に収入源がないから生活のためにということなんですが、結局はゲリラの資金源になったりして、内戦が長引いて悪循環なところが難しいところです。
そんな話のとある報道番組で。
現地の映像とともにナレーションが語りかけます。
「ケシの未熟果実に傷を付け、そこから出て来る液を集めたものが阿片である」
うんうん、そうだね。
「阿片を精製したものが、
ヘ○インである」
・・・へ?・・・
ちょまておま!
化学屋なめてもらっちゃ困るでえ。
あのね、化学的に正確に言うと、阿片を精製するとモ○ヒネが取れて、そのモル○ネを原料にするとヘロ○ンが合成できるんちゃうんですか?
まあ、最近の、○ロインが欲しいヒトは、阿片から一旦○ルヒネ精製せずにいきなしヘロイ○にもっていったあとで精製するんかもしれんけどさ、でもよ、阿片を単純に精製しただけではヘ○イン取れまへんで、反応仕込んで合成せなあきまへんで、精製と合成は別物でっせ、二つひっくるめんならせめて”処理”ぐらい言ってーな。
スタートとゴールは合ってるけど、間をはしょり過ぎ。
それも、訳が分かっていて敢えてはしょったんじゃなくて、訳分からんではしょったようにしか見えしまへんて。
大丈夫か、報道番組??