某ボスのお宅では、ご夫人(ボスが周りから詐欺呼ばわりされるぐらい年下)がおめでたです。
そのボスは、以来毎日、店じまいを大幅に繰り上げて、いそいそと帰宅なさいます。
いやもう、世間一般の定時よりも、大幅に早くご帰宅です。
最近のアカデミックのボスは、昔の家庭ほったらかしヲヤヂとは様変わりして、ずいぶんとマイホームパパで家族サービス満点だなあ、こんなに早く帰るとはきっと身重のご夫人のことを気遣って家事を自分がやってるにちまいない、と、私ゃ思っておりました。
いってみれば、フラスコ先生とか、くらすさん並にね。
ある日のこと。
そこのラボで、学生企画の飲み会が計画されてましてね。
幹事担当が事前にボスの都合を確認すると、「○日か△日にしてくれ」と。
そこで、最初は○日の予定で手配をしていたのですが、どうしてもみんなの都合が合わないので、△日に変更になったそうな。
そしたら飲み会の当日ですね。
ボスが突然、「今日は困る、聞いてない、私は行かない」と。
いやつーか、あんたが自分で△日という選択肢を提案したんじゃねーか、いいだしっぺが責任もって最後まで予定空けとけよ、という突っ込みどころ満載です。
てか、懐狭いよ、器ちっちぇー。ボスってのはもう少しどーんと構えたらどうですか。
そして、その日困ると言う理由が、「嫁がもう夕飯準備して待ってるから」。
は?いやあの先生、毎日毎日定時よりもずっとお早くご帰宅なのは、ご自分が家事をなさるって訳ではなかったんですか??
てゆーか、身重のご夫人に容赦なく全部させてるんですか?
実質的に、家庭ほったらかしヲヤヂと一緒ぢゃん。
だったら、いつもどおりのご帰宅時間の方をお勧めしますよ。
たぶん、ご夫人にしてみれば、らぶらぶ要素で精神的な支えになってる部分をさっ引いて実質的な部分を抜き出すと、身重の不自由な体で家事をこなしている時に、何も手伝わんヲヤヂが早く帰って来たところで無駄で邪魔でしかない気がするのですがねえ。
まあ少なくとも、私が身内だったら「手伝わんならはよ帰ってこんでヨシ、邪魔じゃウットオシイ」と追い返します。
だったら定時に帰って夕飯に間に合えば十分じゃん。
そして、飲み会の日程が変更になっても、そんな毎回じゃなくて今回一回きりなんだから、「ごめん今日は急に飲み会が入った」と家に連絡すればいいじゃん。
といわけで。
このボスは、真のマイホームパパではなくて、マイホームパパのふりを周りにアピールしたいだけのええかっこしい、にしか、私には見えませんが、ナニか。